CHAPTER1 新型インフルエンザとは | マスクは快適な暮らしをウイルスから守ります
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CHAPTER1 新型インフルエンザとは
CHAPTER1 新型インフルエンザとは
CHAPTER2 感染を予防するには
CHAPTER3 普段の生活で心掛けることは?
Q1.風邪とインフルエンザの症状、経過の違いとは?
「風邪」という病気はないんですね。風邪はいわゆる症候群で、鼻水が止まらないとか、何となく喉の調子がおかしいというような症状を総称して「風邪」と言っています。
この風邪の原因もウイルスですが、新型インフルエンザもウイルスが原因で発病します。
それぞれ症状には違いがあり、風邪は鼻水や、喉の痛みなどから始まることが多いのですが、インフルエンザは、いきなり39度くらいの高熱が出たり、悪寒を訴えたりします。ここが大きな違いです。さらに身体がだるいとか、筋肉痛、あるいは関節痛、腹痛などを訴える患者さんもいます。こうした症状が出たら、重症化する前に、インフルエンザを疑ってみることが大切です。
そしてインフルエンザは、少し落ち着いたころから鼻水や喉の痛みなどの症状が現れることが多いようです。
Q2.インフルエンザの原因となるウイルスについて教えてください。
ウイルスは、ラテン語で「蛇の毒」という意味です。同じように感染を引き起こすことで「細菌」と混同されますが、全く違うものです。
コレラやペストを起こすのは細菌で、ニュースなどで騒がれたサーズ(SARS)や、エイズ(HIV)などを起こすのがウイルスです。感染を起こす原因となる病原体は、これ以外にもリケッチアや、カビの仲間の真菌、クラミジアなどが有名ですね。
これらの病原体とウイルスの決定的な違いは、細菌などは他の生物の助けを借りなくても条件さえ整えば増殖できますが、ウイルスは自分だけでは増殖できないということです。つまりウイルスは、生きた細胞の中でなければ増殖できないのです。
Q3.ウイルスは何故怖がられるのでしょうか?
やはり見えないという点が大きいと思います。ウイルスの大きさは20~450ナノメートル。ナノメートルというのは1メートルの10億分の1です。この比率でいくと、ウイルスを人間の大きさだと仮定すると、人間は地球よりも大きくなってしまうことになります。
ウイルスは、その存在はあると思われてきましたが、通常の顕微鏡などでは見ることができず、電子顕微鏡が発明されてから、やっと私たちの目にすることができるようになったのです。ニュースなどでその形を見ることができるウイルスの姿は、電子顕微鏡で捉えたものなんですね。
ということで、私たちの実生活の上では、肉眼でまったく目にすることができませんから、どうしてもその脅威に「怖い」と思われがちです。
Q4.感染と発病はどう違うのでしょうか?
私たちがウイルスに接触することによって、インフルエンザに感染しますが、感染した人が全て発病するわけではありません。この比率は、はしかでは95%もの人が発病し、日本脳炎ではわずか、0.1%と疾患によって異なります。
新型インフルエンザは、10~20%と考えられていますので、ここのところをしっかりと押さえておく必要があります。この感染しているが発病しない状態を「不顕性感染」と言います。
ですから、小さいお子さんやお年寄り、持病を持っている方以外は、規則正しい生活を送っていれば、この不顕性感染という状態で、発病しないまま過ごすことができ、それほど神経質に怖がることはないと思います。
Q5.インフルエンザが起こす合併症とは?
インフルエンザで一番怖いのは気管支炎や、肺炎などの呼吸器関連の合併症を起こすことです。これは風邪の場合も同じですが、お子さん、高齢の方、妊娠中の方の場合、さらにリスクが高くなりますので、注意が必要です。気管支炎や肺炎の状態がさらに重くなると、脳炎、あるいは心不全などを引き起こす可能性もあります。1918年から19年にかけて大流行したインフルエンザ、いわゆる「スペイン風邪」ではこうした合併症で2500万人、国内でも38万人以上の人が亡くなっています。
Q6.インフルエンザの感染経路は?
インフルエンザ・ウイルスは空気中を漂っています。インフルエンザウイルスを持つ人のクシャミや痰が空気中でウイルス飛沫となり、人の呼吸器に吸い込まれ、侵入して感染します。
もちろん空気中だけでなく、テーブルや物の上にもウイルス飛沫は乗っていますので、それに触った手で、鼻や口を触ると、そこから呼吸器に入ることも考えられます。
私たちの呼吸器の内側には繊毛があって、その動きと粘膜の作用で、感染を防ぐ作用があり、感染を防御するメカニズムを持っていますが、ウイルス飛沫がこのバリアを突破してしまうと、細胞を破壊し、増殖して、鼻、喉、気管支など呼吸器の広い範囲に炎症を起こします。この炎症が発熱、悪寒などの全身反応となって現れるのです。
Q7.新型インフルエンザ情報の収集は?
新型インフルエンザの情報は、報道機関などから積極的に集めます。
マスメディアではどうしても広い地域の情報が多いので、住んでいる地域の情報を日頃から集める方法を知っておくことも大切です。地元の保健所や学校、役所などが発信するインフルエンザ情報を集めましょう。
特に「ピークが来る、来る。」と言って、なかなか来ないと情報に慣らされてしまうことが怖いことです。情報に麻痺しがちなので、常に新鮮な気持ちで情報に接する必要があるでしょう。
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